歴史から学ぶ⑦ 日本が日露戦争に勝てた理由【Part2:203高地の戦い】

歴史に学ぶ

乃木に届いた1通の手紙

そして旅順攻略の失敗が日本に知らされると国民から一通の手紙が戦地の乃木に届きました。
「切腹しろ」
その手紙の内容はこう書かれていました。
落ち込むの木を傍目に、辞職・切腹を求める手紙は日に日に増し2千通を優に超えていました。
さらに軍内部からも非難の声が上がり
明治天皇に乃木司令官の交代の要望が届いたり
乃木の自宅には一人の若い軍人が来て門前でこう怒鳴りました。
「乃木のノロマめ!兵隊を片っ端から殺してしまい真の武士なら腹を切れ。家族どもも何をグズグズ生きているのか」
このように乃木の家族までが非難されたり石を投げられることとなりました。
つまり乃木の攻略失敗は味方の軍部からも祖国の国民からも顰蹙を買ったのです。
これに対し乃木はひどく落ち込みました。
この戦いで2人の息子も戦死しましたが、乃木はこう言い放ったそうです。
「よく死んでくれたこれで世間様に申し訳が立つ」

乃木希典の逆転劇

しかし乃木はある妙案を思いつきました。
これまでは海の上から砲撃をしていたが、今度は陸からせめて
海抜203メートルにある敵の陣地を直接乗っ取ろうというのです。
目標地点は通称”203高地”

過去に陸から攻めていたこともありましたが、その時は失敗に終わりました
これはあまり大胆で危険な賭けでした。
近づくのさえ難しい港に上陸して、体1つで敵の陣地を無力化させなければいけません。
ですが海抜203メートルにある相手の陣地を乗っ取ることに成功すれば、
港に浮かぶ敵の位置も丸見えで、正確に敵に着弾させてまた逆転のチャンスをつかむことが可能になります。
バルチック艦隊到着までのタイムリミットが近づく中…
乃木はこの作戦に全てをかけて戦力を傾倒しました。
しかし203高地を巡る戦いは想像を絶するものでした。

日本側が突撃にすぐ突撃で一角を落としてもロシア側が熾烈な逆襲で奪い返す…
そんなオセロのような戦況にあり、血みどろの死闘が繰り返されました。
ですが死闘の果てに2万人以上という犠牲を出したもの乃木の類まれなるリーダーシップと隊員の突撃によって203高地の奪取に成功!

そこから日本は旅順港にプカプカ浮かんでいる艦隊に攻撃し艦隊を全滅させます
ロシア軍は完膚なきまでに叩き潰されました
この乃木の逆転劇のおかげで日本海軍はバルチック艦隊との戦い一定に集中できました。
そして有名な日本海海戦で完璧にロシア海軍を打ち沈め、日露戦争は日本の勝利として終結します。

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