現代を学ぶ④ 「来年までにワクチンが出来る可能性は限りなく0」

現代を学ぶ

日本では政府からの自粛要請が解除されてほっとした。と思ったのもつかの間
再び、東京都中心に感染者数が拡大してる事や秋には第2波が来るとも言われてます。
ワイドナショーなどでは「まだこの生活が一体いつまで続くのか?」
と日本国民や世界中が不安な状況が続いてます。
そんな中でテレビで度々報道されるのが「ワクチンが早くできないだろうか?」
という声がすごく多くなってきました。
世界中の企業が「ワクチン開発」を行っている中で、日本では
アメリカの【モデルナ社】・イギリスの【アストラゼネカ社】
この2社と日本の総理は交渉に入ったとニュースがある一方で
大阪大学の【アンジェス社】と言う会社がワクチンの開発に乗り出し
年内にも20万人分のワクチンが用意できるのではないか?という大阪知事の発言もあったり
この「ワクチン」の現状について【京都府立医科大学名誉教授の細川氏】が2020年7月17日放送のラジオ番組(堤未果 社会の真実の見つけ方SP)で話をしてくれた内容について大事な事をいつくか抜粋し紹介させて頂きます。

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世界中の企業・研究院が取り組んでる【ワクチン開発】の現実

京都府立医科大学名誉教授の細川氏によると
「ワイドナショーや週刊誌レベルの話、新聞紙に関しても【ワクチン】の開発への期待度が高すぎる」
➡日本国民に過度な期待を抱かせてる
「世界中の企業なり研究院たちが莫大な研究費をつぎ込んで【ワクチン】の開発をしているけども、未だに確実な物が出来ていない」
➡日本国民に現実の話をマスコミやテレビはしようとしない。
結論から言うと通常では
ワクチンというものは数か月から一年という短期間でできるものではないと言う事。
この話でショックを受けた人、もしくはこの事情を知ってる方、どちらかになると思います。

実はこの話を裏付ける話として
日本で言う【おたふく風邪】ワクチンが出来るまで、4年の歳月を費やしたそうです。
それでもかなり早い方だとも言われています。
世界中の企業や研究院たちは、世界規模で拡大しているこのコロナワクチンを
それよりも早い12か月~18か月で開発しようと日々奮闘されており
大阪大学の【アンジェス社】ではなんと、それよりももっと早い、年内でのコロナワクチンを開発しようとしておりますが
そもそもこの話は医学的に見ると普通では考えられない事なのです。
でも少し考えれば分かりますよね?
世界中の研究院が奮闘しても出来ない事を、大阪府が独自で、どこよりも早くワクチンの開発など出来るのか?
個人的にも疑問は感じます。

大阪大学の【アンジェス社】のワクチンの開発の手法【DNAワクチン】

今回のワクチンは何百万人~何千万単位で必要となる事から、今回のワクチンは大量生産ができるような、ワクチン開発をする必要があります。
そこでワクチンを大量生産する方法として「DNAワクチン」と言う手法があります。
大阪大学の【アンジェス社】ではこの方法を使って研究を進めているが、残念なことに
過去にこの方法で、実用化されたワクチンは世界中を探しても一つもないのが現実です。

今回のコロナウィルスの特徴を改めて確認

今回のウィルスの特徴は、変異するウィルスであるのが特徴なの事は皆さんもご存知だと思います。
変異というのは同じタイプでも環境や何かで全く別のタイプのウィルスに変化すると言う事です。
仮に今日本で流行ってるコロナウィルスの抗体だけに特化したワクチン開発に限定すれば
もしかしたら早く出来るかもしれません
私たちが今回のワクチンでしっかりと認識しておかなければ行けないのは
何度も言うようにこのウィルスは変異すると言う事
変異するウィルスが恐ろしいのは、仮に今流行っているウィルス用のワクチンを接種したとしても
あるとき体内のウィルスが突如変異したとします。
そうると人間が持っている免疫が暴走し、時には自分自身を死に追いやってしまう可能性があるのです。
実は上記のような出来事が過去にありました。
それはデング熱へのワクチンです。
このウィルスの特徴は肺に感染を起こし、体中の臓器に血栓ができて全身が炎症を起こしてしまう恐ろしいウィルス感染です。
最初このワクチンが出来た時に、接種した多くの人がウィルスの変異によって、亡くなりました。
テレビでもワイドナショーやマスコミもワクチンを接種すると上記のようなリスクがあることを
誰も教えてくれません。
このようなリスクがある事を私たちは知っておかなければいけません。
ワクチン開発や研究院たちにとってはこの話しは常識だそうです。

私たちの身近にあるウィルスの突然変異の話

皆さんはインフルエンザの予防接種をした経験があるかと思います。
インフルエンザA型・B型・C型少なくとも3種類があるのはご存知かと思います。
この話を使って分かり易く説明すると
ある年にインフルエンザA型を予防したが、全然効果がなく、「今年のインフルエンザはE型でした」
これこそが典型的なウィルスの突然変異なのです。

ウィルスに対するワクチンが開発できたとしても

しつこいようですが
ウィルスに対するワクチンが開発できたとしても
ウィルスが変異した場合、そのワクチンは効かなくなりそして
人間の免疫が反応して暴走し【デング熱へのワクチン】のように人体に影響が及ぶ可能性があると言う事を私たちは知っておかなければいけません。

ワクチンの治験に対する世界的な常識

ワクチンの安全性・有効性を評価するためには、ワクチン接種後、52週(約1年)の経過を診るのが
世界的な常識だと言われています。
これを考えれば、大阪大学の【アンジェス社】のワクチンの開発について
2020年の年末までに、20万人分のワクチンの製造を見込んでいる。
2021年の3月末には、100万人分用意できると話している
大阪大学の【アンジェス社】では6月末~7月末にかけて、大阪市立大学の附属病院で30人の方の治験が始まったと聞きましたが
この治験の人達に対して血を定期的に採取し、抗体が出来ているか?副作用が無いか?などのチェックを24時間・2週・4週・8週と経過を診ながら行っていく訳ですが
52週(約1年)の常識から考えれば年内に仮にワクチンが用意出来たとしても、ワクチンの安全性・有効性が立証できず、世間に供給出来ないというケースになる可能性が高いでしょう。

最後に

ここまでの説明で皆さん分かったと思いますが
ワクチンの専門家のほとんどが
『来年の3月末までに100万人分のワクチンを用意するのは無理』との見解です。

今回の件で悲観的な発言が多かったと思いますが
ここで私が一番言いたいのは
テレビやメディアの報道だけに振り回されず
今一度、冷静になって物事を考えるようにしてみましょう。
少し考えればその話がおかしいと分かるはずです。
それは、自分そして家族の為です。

以上になります。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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