成田さん節で格差をテーマに皮肉たっぷりなお話を10分切り抜きしてます。
完全字幕ですので、通勤中など場所を選ばず活用いただけます。
また字幕テキストを張り付けておきますので、ビジネスやメモとして
ご活用いただけたらと思います。
【字幕テキスト】
格差を埋めるには
どうすれば良いのでしょうか
まずは平原さんの解決策から見ていきましょう
こちらです。学歴中心の履歴書から
経験中心の履歴書へということですね
さあこちらのまずご意見
バロメータはどうでしょうか
就職活動の時に使う履歴書を
経験を中心にするという学歴中心から経験中心へ
今日はまたまた共感多いですね
平原さん多いんですよ
では平原さん
プレゼンテーションよろしくお願いします
私にはですね
夢があって
それが社会にある
色んな境界線を溶かしていくことです
その中でも最も溶かさなきゃいけない境界線は
学歴の境界線だと考えています
正直今の日本は
学歴を重要視し過ぎかなと思います
いい大学を卒業して良い企業に入社する
それをそれが高収入に
繋がってそれが成功として捉えられる
これが果たして本当に当たり前なんでしょうか
しかしそのレールに乗れない
また落ちてしまうと
逆にそれが失敗として囚われてしまってで
結果収入が下がってしまっているのが
今のスタンダードだと思うんですけども
つまりこの学歴社会こそが私
は経済格差の原因があるかなと思います。だからこそ
人を評価する人を評価する判断基準は
学歴ではなくって
その人個人が持つ経験ですね
それは唯一無二だと思うので
いつからでも自分の頑張り次第で
結果も生み出せて
収入格差がなくなるかなと思います
その為にまず企業が変わる必要があります
企業が学歴を重要視する前に
まずその人個人の経験を重視する
社会に変化する必要があります
ここでもしかしたら
綺麗事言ってるんじゃないの
みたいなところがあると思うんですけども
実は企業もですね
動いておりましてこちらユニリーバ
ジャパンが出した実際に今変革なんですけども
なんと履歴書から性別や顔写真をなくして
就活に公平性を与えました
でこれは外資系のユニリーバ
ジャパンだけではなくって
日本企業もどんどんどんどん賛同してきていて
あれこのこれ何であるの履歴書に
そもそもそんな問いから始まっ
てこれが逆に
こういう公平性をなくしてしまっているんじゃ
ないかっていうところで
変革を起こしてきました
なのでこれからの企業に必要なのは
本当に学歴ではなくって
このコロナで私達一人一人が経験したように
誰も予想がつかないことって
たくさんあると思うんですね。なので
学歴なしで柔軟な思考力そして生存力ですね
これをあの本当に
あの持っている人材が必要かなと思います
なので私達一人ひとりですね
誇りを持って語れる人間らしい経験こそが
これからの成長につながる重要な鍵であり
そのためにも
今の学歴中心の履歴書から
経験中心の履歴書に
変える必要があると思います
はい平原さんありがとうございました
ではプレゼンテーションを聞いてバロメーター
どう変わったでしょうか
相変わらず共感するが多いですね
このような結果となりました
では続いて
成田さんの意見を聞いていきたいと思います
成田さんの答えはこちらです
格差をもっと作り出そう
ちょっとあのこのテーマの全否定のような
ちょっと驚くような回答なんですけれども
成田さん教えてくださいはい教えてください
いや僕結構あのこれ
真面目な答えでして
まそもそも日本って
経済格差が大して
広がってない国なんですよね
で例えば所得とか収入の格差を見ても
資産の格差を見ても
まここ10年20年ぐらいで
日本社会ってほとんど格差が広がって
ないっていうことが
知られているんです何で
日本で起きているのは
格差の拡大ではなくて
むしろある種の一億総貧困
状態みたいなことが起きてるんだ
と思うんですよ
つまり昔に比べて
すごく貧困に会えるような家庭とか
子供の貧困が増えている
これは事実だと思うんですよね
だけどそれはあのどこかのお金持ちとか
どこかの恵まれた人たちが
貧しい人からお金をむしり取ってる
結果で起きているわけではなくて
国全体が貧しくなって
国全体が縮んでるから
そうなってるんだと思うんですよ
で実際貧しい人もお金持ちも等しく
昔に比べると貧しくなってるんですよね
でこれはアメリカとか
ヨーロッパのいくつかの国みたいに
いわゆる格差が拡大している
って言われてる国の状況と
全く違うことが起きてるんですよ
何でこういう格差が広がらず
一億総貧困状態になってるかって言うと
それも簡単だと思うんです
考えてみると普通どういう時にこう
格差が広がるかっていうことを考えてみると
例えば大きな産業が勃興したりとか
新しいビジネスが生まれたりとかして
新しい富が作り出される
その富の分配が歪んでる場合に格差が広がる
っていうのは
典型的なパターンだと思うんですよね
でわかりやすい例は過去2、30年間で
IT産業が勃興してで
そこから生み出された
巨大な富っていうのがGAFAみたいな
一部の企業の経営者とか
起業家とか投資家だけに回ってしまって
格差が広がってるって思われてる
アメリカみたいな国だと思うんですよ
でこれと比べると
日本の場合は幸か不幸か過去2、30
年間新しい富とか産業を作り出すっていうことが
ほぼ全くできなかったわけですよね
したがって富も
新しいパイも作り出されていないので
それの分配を間違えようもない
単純に格差を広げる力もない
ってことだと思うんですよ
そういう意味で言うと
格差が拡大しているっていう存在し
ない問題についてあんまりこだわり過ぎる前に
まず格差を作り出せるぐらいのところまで
日本の経済とか
産業っていうのが力を取り戻す
というのが先ではないかなと思います
で一度その格差を作り出す力が生み出されて
格差が一定以上になれば
今のアメリカとか
あるいは凄い格差社会だった
戦前の日本みたいに
ある種の自浄
作用みたいのが起きるんですよね
お金持ちに対する反乱運動みたいなものです
で日本戦前の日本とかでも
大金持ちの暗殺運動とかが起きる
ぐらいのところまで行ったんですよ
まそう考えると格差が広がりすぎて
お金持ちがこう身の危険を感じるぐらい
まで社会がやばくなるまでは格差拡大とかについて
あんまり考える必要はないんじゃないかなって
思ってます。
経験って唯一お金では買えないものだと思うんですね
で経験をどう捉えるか
お金で買える経験もあれば
お金で買えない経験もあると思います
で実際に例えば最近友人が赤ちゃん
が生まれたんですけども
その赤ちゃんもひっくり返ったお母さんが
ご飯をこう渡す与える時間だって分かった
それを学んだってことも
その赤ちゃんにとっては経験ですし
彼女にとっては
本当にもうずっとワーカホリックの彼女が
ずっと子供にっていうことは大きな経験でした
そのようにこう自分の中
で毎日人生の中で
色んな経験が実はあると思うんですね
それを経験と捉えるのか
それとも日常と捉えるのかっていうところは
少しこう考えるっていうところを
今一度こう立ち止まって
あの整理する必要があるのかなとは思います
いや僕はあの経験重視っていうのは
最も格差を作り出す
タイプのものなんじゃないかって思ったんです
っていうのは僕がいる大学も含めて
アメリカの有名大学ってあるじゃないですか
ってあんまり知られてないんですけど
入学試験とかがないんですよ
でこれまでの経験値みたいのをこう
総合的に出願書類にまとめて
それを総合的
に判断して入れるっていう
全てがAO入試みたいな世界なんですよね
でそういう世界で何が起きてるかって言うと
あの高校生とかがみんな
多様な経験と称するものを手に入れるために
2週間で100万円とかする
経験を買うためのパッケージ
ツアーとかに参加します。でNPOとか
会社とかを作って
社会企業家ですって言って
自分をプレゼンする
みたいなことが凄い起きてるんですよね
その結果としてイエールとか
ハーバード大学とかって
入学してる人の親の平均年収とかが
なんか2,500万とか
そういう状態になってるんですよ
だからそういう意味で言うと
やっぱり経験っていうのも
履歴書に書けるような経験にしてしまうと
お金で買うで賢いあの豊かな家の子供ほど
その経験をしっかりと蓄えられる
みたいなことになっちゃうんじゃないかな
っていう気はします
平原さんの意見に賛同する人が多いからか
なんか厳しくなってきましたけど
だからそれがさっきのあの成長をどう作り出すか
っていう話の側にあるんじゃないか
と思うんですよね
でよくこういう場所で議論になるのはじゃ
どういう産業が次に来るのかとか
次にどういうビジネスが来る
のかよく話になると思うんですけど
まぶっちゃけよく分かんないと思う
でもしそれが僕が分かってるんだとしたら
多分ここでどの産業が成長するか語る代わりに
多分そういう産業の株価なんかを買う方が
よっぽど得だと思う
でやっぱり
学者とか政治家とか官僚とかが将来
どういう産業が伸びるかとか
っていうのを予測しても
まあ大体外れるんだと思うんですよね
でそんなことが
成長する産業が生まれてきた時に
それを邪魔しないような仕組みを作る
無駄な規制を作ら
ないと何か
何かこれまでと違うようなことをやってる
人が出てきた時に袋叩きにしたり
なんか突然捕まえたりしない
っていう形で
邪魔をしない状態を作っていくってことが
重要なのかな
最後の最後に
僅差女性のね
風がなんかへ高松さんの意見
ベーシックインカムの導入は
皆さんに共感最もされたという形でね
若新さんこれはオーディエンスの運がなかった
ということですかね
いやでもあのね
今日は面白かったと思うのは
やっぱその平原さんが天使で
そして高松さんが生徒会長で
そこにあの意地悪な天才の成田博士がいて
僕はただ
中二病なんですけど
やっぱこのもちろん
一番最初は天使のささやきっていうのは
すごく魅力的だと思うんですよ
天使のささやきが魅力的なんだけど
そこにやっぱ成田さんがなんか気付ける
ものっていうのは
何か憤りに繋がるような現実なんですよね
成田さんずっとデータの話とかばっかりしていて
つまりその何にもない真っ白なところに
新しく世界を描ける
だったら天使のささやき通りに
作っていけるんだと思うんだけど
実際に人間が社会を作っていて
そこには覚え通り内容だったから
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